●いっぽいっぽ教室
今年度の東広島市の事業所として、療育待機児童の事業「いっぽっぽ教室」を開催しました。この事業では、療育の希望はあるが待機になっているご家族を対象にしています(今年度の募集は終わっています)。3家族が1クール3回でグループで遊びや簡単な課題のセッションを実施します。
●活動の細分化したリストを活用した保護者へのアプローチ
いっぽいっぽ教室での工作やゲームで、事前に活動を細かく分けてわけ記したリストの質問用紙で、工作やゲームの工程やスキルごとに、できる、もう少し、できないの評価を保護者にしてもらって、関わり方、支援の度合いをかえてもらっています。
●工作では本人がやる部分・保護者がやる部分をあえて設定する
工作では、お子さんが持っているスキル、例えば一対一でシールを貼るなど簡単な活動と、テープで固定するというような年齢的にも難しい内容をあえて設定しました。
そのことで「できる」は見守る、「できない」は保護者が手伝うを明確にしました。
先行の完成見本と、同時モデル用の材料も大切な手だてです。
●ボーリングでは社会性の段階を年頭に
ボーリングなどのゲームでは、社会性の段階を念頭に、並行で繰り返し遊んだり、順番交代を入れたりと個々に目的を決めます。
工作と同じように、どこを見守りのか?何をサポートするのか?どんな手だてが効果があがるか?保護者はどんな位置にいればいいかなど?保護者に気づいてもらうように設定しました。
●具体的に保護者がお家にもって帰れる支援
このプログラムの終わりに、「見守りかたがわかった」「ふたつきのフィニッシュボックス家でもやってみます。」「一対一の指示試して見ます」などの声が聞くことができました。
これは、地域の早期教室や事業所の親子活動などでも応用できるプログラムになると感じてます。