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まずこちら:「複数のことをいっぺんに教えない工夫」【その1】 【その2】 【その3】 【その4】
自閉症・発達障害の人は、複数のことをいっぺんに処理することが得意ではありません。そこで指導や支援の時に、複数のことをいっぺんに教えない工夫が必要になります。
自閉症・発達障害児・者への教育支援の中での工夫を数回にわけて紹介しています。今回で「複数のことをいっぺんに教えない工夫」のシリーズは一旦おしまいです。
今回は。。。
●細分化して部分練習をする
課題や活動全体を教えようとしたときに、1つもしくは、いくつかの内容ができないことが起きます。
様々な工程や必要なスキルのある課題は、それ全部を課題にすることは、複雑でわかりにくく、複数の課題をいっぺんに教えることにもつながります。
そこで。。。
課題や活動全体の流れで学ぶことも重要ですが、時には1つの課題を抽出して教えることをします。
まず、そのための準備としては課題をいくつかの工程やスキル、必要な概念に分けることが必要です(課題分析・細分化)。
以下は細分化の例です。
【テーブル拭きの細分化の例】
【組み立てオモチャのスキルの細分化のリスト】
次に、その中の1つできそうな部分を抽出して課題にします。
そのことによって、複雑にならないで、課題のその部分だけに注目できます。
そのことによってできるようになった部分を、今度は全体の中でできるかを観ていきます。
以下の写真は、コンビの商品棚整理の中の【古い方を手前、新しい方を奥に置く】抽出課題を教えている場面です。
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