「何を教えるか」だけではなく「何を教えないか」を意識する@自閉症教育・支援先日のNPO法人陽だまりのコンサルテーションでディスカッションしました視点の一部紹介します(コンサルテーションでは、もっと幅広い視点、そして事業所の事例を踏まえながら進めます)。
昨日は「教える部分か?」「見守る部分か?」について記しました。(詳しくはこちら)
本日は、 「何を教えるか」だけではなく「何を教えないか」についてです。
自閉症の人は、様々なことを無視することが難しいことがあります。必要ではない、気づいてほしくない部分に強く注目することで、「教えるようとしていること」に注目できないことがあります。
また自閉症の人は、一度経験したことを修正することが長期記憶の強さから困難な場合があります。
指導者・支援者は「何を教えるか」に強く注目してしまします。しかし、自閉症の教育・支援の中では、「何を教えるか」だけではなく、「何を教えないか」も意識する必要があります。
そしてそれは「何を注目してほしいか」だけではなく、「何に注目してほしくないか」にも意識をすることでもあります。
「何を教えるか」は、成功体験をどのように設定するかによりますし、
「何を教えないか」は、間違った経験、気づきを、どのように経験しないかになります。
NPO法人陽だまりでは、教えること、教えないことを意識したアイデアがいくつかありました。
【触ってほしくないことを隠すアイデア】
【 机にガバーをしたアイデア】
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』で紹介していますワークシートでは、「何を課題とするのか」、「何は課題とせずに支援するのか」を明確にしていきます。
特性シートなど様々なアセスメントや計画に関係した書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』。
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