●自閉症の特性は紙一重
自閉症の人は、ある視点でみると困難さだけど、角度を変えると強みになるような特性・特徴があります。
この『自閉症スペクトラム!紙一重な強みと困難さ』のコンテンツは、そんな強みと困難さの紙一重の特性を紹介します。
強みの視点は活用し、困難さを支援します。
●「こだわり」と「1つのことに集中できる」
自閉症の特性として「こだわり」は苦手さとしてあげられます。
しかし、このこだわりは「1つのことに集中できる」と言いかえれば強みにもなります。
無理にこだわりを止めさせようとするのではなく、
こだわり方を伝えたり(例えば道具の位置に印をつける)、
こだわっている部分を
活用して活動を設定したり、
ジョブマッチング
生活マッチング
につなげたりします。
●こだわり活用のヒント!
こだわりを活用するには、ちょっとしたコツがあります。
適切ではない「こだわり」を細かく分けて考えます。私は以下の視点で細分化し分析しています。※活用してほしいシートは自立課題アセスメントシート(ワークシートのページからダウンロードしてください)
- 現在やっている内容を書き出す
- 現在やっている場所・場面を書き出
- 何に注目しているかを書き出す
- 何に関心をもって
- できること(スキル・概念)を書き出す
- 適切ではない部分を書き出す など
書き出したリストから、以下の視点で考察し、具体化の活動にします。
- 場所・場面によっては不適切ではなくなる(お風呂や外で水遊び)
- 量や時間で終わりを明確にして水遊び(タイマーがなったら水遊び終わり)
- 形を変えて設定する(落下する物の視覚的感覚がスキなので、チップを落下させる感覚グッズを設定)
- 具体的な活動に置き換える(お風呂掃除に活用)
「いつ」「どこで」「何を」「どうように」「どうなったら終わりか」「終わったら何か」を明確にすることが大切です。
自閉症教育・支援のとても大切なポイントです。
関連特性かるた 【こ】「こだわりが強い」と否定する前にはこちら
★青本『フレームワークを活用した自閉症支援』はこちらから(エンパワメント研究所)
★緑本『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』はこちらから(エンパワメント研究所)
★セット特価★ 「フレームワークを活用した自閉症支援」シリーズ2冊セット定価 3,740円 → セット価格 2,992円
Amazonでの購入ご希望の方は下のリンクからお願いします。
Facebookページはこちら
facebookページ ※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。