書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』で紹介してます特性の解説手引きに関連の『自閉症特性かるた』を自閉症啓発と支援者の特性理解を目的として公開しました。
本日の『自閉症特性かるた』は・・・
特性かるな【い】
いつも同じは得意 いつもと違うは苦手 「おばあちゃん ダメだよ そこは僕の席」
自閉症の人は、人や物、予定などの変化の対応が苦手です。物の置き場所などを保持や、習慣になっていることの保持が見られます。しかし、言いかえると、いつも同じことは得意、繰り返しは得意ということでもあります。
習慣で教える工夫と、変化を見える形で伝えることが大切です。
●関連の特性
- 変化への対応の困難さ(いつも同じようにする)
- 空間の整理統合の困難さ(状況にあわせて場所を選ぶことの困難さ)
- 社会性対人関係の困難さ(周囲の状況や周囲の人のイメージを想像することが難しい)
- 関係理解の困難さ(1つの席を自分の席と意味づけている)
●教育・支援の方向性
- 変化や変化の時の対応を事前に予告する
- 本人のわかる形で変化を伝える
- 周囲の状況や考え方を絵や図+文字などで伝える
● POINT
- 変化しない状況ではなく、変更の伝え方
- 状況による場所の指示を明確にする
● アセスメント
- 本人にあった変更の伝え方は?
- 習慣からの学びやすさは?
- 場所の指示をなんで理解するか?
● 主な活用するワークシート
- 構造化・支援シート
- 生活支援シート “交通機関の利用”の項目を加える
※詳細は以下の書籍『フレームワークワークを活用した自閉症支援』114~117頁、『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』138~145頁の特性解説の手引きをご覧ください。
※啓発デー等での自閉症特性かるたのカードを活用いただくと嬉しいです(書籍、ホームページ、FacebookページQRコードの紹介もお願いします)。写真つきの報告もお待ちしています。地域での非営利な啓発活動では事前確認は必要ありません。
(自閉症特性かるた)
監修・文:水野敦之
絵:宗貞由貴子
●関連のリンクです
★青本『フレームワークを活用した自閉症支援』はこちらから(エンパワメント研究所)
★緑本『生活デザインとしての個別支援計画ガイドブック』はこちらから(エンパワメント研究所)
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