●視覚的構造化の境界
構造化の中の境界の要素に関して整理しています(まずはこちら)。今回は視覚的構造化です(参照:3つの見える工夫)。
視覚的構造化には、視覚的整理統合による空間の境界と、視覚的指示による見通し=時間の境界があります。
●視覚的整理統合の空間の境界
視覚的整理統合では、材料や道具の場所、作業スペース、完成品の場所など、活動の空間の使い方を境界によって明確にすることが大切です。
具体的には、容器を使ったり、ラインを引いたり、色のコントラストを活用したりします。
●視覚的指示の時間の境界
スケジュールやワークシステムと同じように、現在進行の活動とその他の活動が大事な境界になります。その他の活動は、終わった活動とまだ残っている活動の見通しを伝える部分で大事な要素です。
境界を示す主なアイデアとしては、左から右の流れにしたり、手順カードや手順書などにしたりします。
カードにするとより具体的に境界を明確にできます。またリストにラインをしたり、チェックボックスを使って現在やっているものと、まだ終わってないものを明確にしたりします。
どこまで終わっているか?どうなったら終わりなのか?が大事な境界であり、情報になります。
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