先日、児童発達支援センターぐるんぱの避難訓練でした。
避難訓練のフレームワークに関しては、現在、このホームページで紹介する準備を進めています。
一口には説明できませんが、今お伝えできるのは、自閉症や発達障害者の避難訓練のポイントの1つは「指示のある習慣」です。
ただ習慣をつくることではなく、そこに指示があることで、様々な状況を想定した習慣になります。
今回の指示のある習慣のポイントは!
1.避難(移動) の指示
避難(移動)の指示は園児全体に共通の指示です。緊急事態では個別化した指示を選別して渡すことはできません。ばらまく指示カードです。
2.待つ指示
待つ指示は、全体に見せる指示と個々で見せる指示があります。これは注目にあわせた個別化です。
待つ指示は、避難訓練の時ではなく、普段から計画的に指示つきの習慣を指導します。
3.次の活動への移動の指示
次の活動の指示が今回の計画で新しい試みを実施しました。
終わって、何の指示を見せずに習慣で戻る経験は危険です。その習慣は災害現場に戻る可能性があります。
毎月の避難訓練の多くが、視覚的な指示で伝えて教室に戻るようにしています。
しかし、今回新しい試みとして、帰りの時間前に避難訓練を設定して、「送迎バス」「お家に帰る」の提示でそのまま降園しました。
今回の避難訓練も、大きな問題もなく終わることができました。
今回は終わった後の指示がいつもと違ったのですが、指示を見て次に移動する習慣が少しずつ身についているように感じました。
私たちスタッフにも、園児一人ひとりにも、課題はわりますが、大事な習慣を今後も積み重ねていく必要があります。
本日のポイント:避難訓練では、指示のある習慣!移動する指示!待つ指示!次に移る指示!