昨日は、佐賀でまちかどネットワーク三輪社主催の社会人及びボランティアの研修会を実施しました。十数人と少ない人数ですが楽しい研修でした。この記事では、自閉症支援に関わるボランティアに学んで欲しいポイントと活用して欲しいシートを紹介します。
昨日の佐賀での研修の様子です
⚫️ボランティアさんに学んで欲しいポイント
ボランティアさんが関わるのは頻繁ではなく時々になることが多いと思います。
そこで少なくとも以下の内容は活動及び緊急時に役に立つとおまいます。
【自閉症の特性と主な行動と支援】
自閉症の人が活動中に見せる行動の理由である特性と、どのように対応したがいいか?または対応しないで見守るのかの情報は大切です。
是非、書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』『生活デザインとして個別支援ガイドブック』にある「自閉症・発達障害特性解説の手引き」で確認してください。最低限以下の内容は押さえるといいです。
また、関連で氷山モデルの視点も重要になります。
【できる・芽生え・できない】
できることは支援してはいけなくて、見守ります。芽生え=もう少しの部分、できそうな部分は教えます。できないことサポートします。シンプルに大事な視点です。
【どんな情報がわかるか】
言葉以外でどんな情報で伝えるのかを事前に知る視点は大切です。
【手がかりをだすコツ】
ボランティアでは活動を教えたり、エラーを修正する場面があります。そこでどのように教えるのか=手がかりのコツを知ることが大切です。
⚫️おすすめの生活支援シート
書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』『生活デザインとして個別支援ガイドブック』にはたくさんのボランティアでも活用できるシートがあります。
しかし、なかなかそれ全部から始めるのが難しい場合は、まず生活支援シートから始めいただけると嬉しいです。
生活支援シートは、ボランティアで関わる様々な活動場面ごとの本人の様子と、共通認識したい支援の方向性を記入するシンプルなシートです。
この生活支援シートを少しずつ書き込んでボランティアチームごとの支援マニュアルにしてみてください。
生活支援シートは、エクセルとPDFのデータで公開しています。書籍とあわせてご活用ください。
今回、屋内レク用の場面を想定した書きこみ可能なシートと記入例(エクセル・PDF)を作りました。こちらも活用してください。
・生活支援シート(記入例:屋内レクレーション内容)エクセルデータ
・生活支援シート(記入例:屋内レクレーション内容)PDFデータ
※無料のメーール会員登録はこちら。記事の更新やメール登録者限定コンテンツのパスワードもお知らせします。
Amazonでの購入ご希望の方は下のリンクからお願いします。
Facebookページはこちら
facebookページ ※facebookページのIDがない場合も観覧はできます。ご覧ください。